レプラコーンは、アイルランドの妖精の中でも1,2を争う有名な妖精です。
レプラコーンと言えば、靴職人。たいてい片方の靴だけを永遠と作っているそうです。 「小人の靴屋」という童話がありますが、小人と靴作りを結びつけるイメージは、このレプラコーンから来ているのかもしれませんね。 ただし、家の中に住んでいて、洋服をプレゼントしたら出て行ってしまったという性質から考えると、ホブゴブリンの仲間だと思われますが・・・。


レプラコーンの姿は、近年のアニメなどにより、妖精としては珍しく、決まったスタイルを持つようになりました。
身長は3フィートに満たないほどと言いますから、約90cm以下といったところ。 レプラコーンの語源説の一つに、ゲール語(ケルト人の言葉)のluprachanというのがありますが、意味は“half-bodied”、 つまり人間の半分ほどってことなので、そんなもんでしょうか?



髭を生やした老人で、ナポレオンが被っているような三角の帽子に、 皮のエプロンをして、ウールのチョッキを着ています。 その下には、膝が隠れるぐらいの半ズボンをはいて、長い靴下を履き、 銀のバックルが付いた、ブローグ靴と呼ばれる靴を履いてるというスタイル。 それから、パイプが大好きで、いつも口に加えてふかしています。 この衣装のうち、靴意外は全身ほとんど緑で、 さらにこの上にエメラルドグリーンのコートを着ていることもあるようです。

性格は大人しく、人間に危害を加えることはありません。が、ちょっと孤独を愛するタイプ。働き者でお金持ちです。 レプラコーンを捕まえて、財宝のありかを聞き出すお話がたくさんありますが、 目を離した一瞬の隙に逃げてしまったり、宝のある場所に、木にリボンをかけて目印にすると、 同じ色のリボンがそこら中の木全部に付いていたり、絶対に宝を見つけられないようにしちゃいます。


今でもアイルランドには、交通標識に「動物横断注意」ならぬ、 “Leprechaun Crossing!”(レプラコーン横断中!) という物があるんですって。
何て素敵な文化でしょう☆






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