ブラウニーと呼ばれる妖精がいます。 お菓子のブラウニーは、この妖精の名前をもらったそうです。 お菓子からも連想されるように、Brownieとは「茶色」を意味する言葉で、 無理やり訳すなら、「茶色ちゃん」か「茶色さん」ってとこでしょうか。 いっそ「ちゃーちゃん」とかかな・・・(笑)

この妖精は、人間に対して好意的で、家の中にこっそり住んでいたりします。 そして、夜中に部屋を掃除してくれたり、家事を手伝ってくれたりします。 まぁ、妖精は気まぐれなので、片付けてある部屋をめちゃくちゃにしちゃうこともあるらしいので、 片付けたはずの部屋が、勝手に散らかっている・・・と思ったことのある方! ブラウニーが住み着いてるかもしれませんよ!

身長は1mに満たない程度。90cmだという説もあります。やはり、人間の半分ぐらいですね。 髪はぼさぼさで、ぼろぼろの服を着ています。肌が茶色いとか、茶色い毛が生えているとか、 茶色の服を着ていると言われるので「ブラウニー」という愛称をつけられた小人です。

主にスコットランドからイングランド北部で「ブラウニー」と呼ばれているそうですが、 もっと広い地域でお馴染みの、「ホブゴブリン」という小人の一種だという説もあります。

この「ホブゴブリン」も家事や家畜の世話を手伝ってくれる、人間に好意的な小人です。 もともとは北欧神話の森に住む神々だったものが、森や家の守護神に形を変えた、という説があります。

ブラウニーが仕事をしてくれたら、部屋のどこかに、ミルクに浸したパンか、クリームを置きましょう。 なくなっていても、気づかないふりをするのが大事。間違っても、手渡しをしてはいけません。 また、ぼろぼろの服を着ているからといって、服をプレゼントしてもいけません。 ブラウニーは出て行ってしまいます。

服をあげると出て行ってしまう・・・ ときいて、『ハリー・ポッター』に登場するドビーを思い出しませんか? ドビーは、たぶん、ホブゴブリンかブラウニーがモデルでしょう。 ちなみにドビーは「屋敷しもべ妖精」(House-elf)ですが。
それから、「小人の靴屋」という童話に出てくる小人も、お礼に洋服を作って、置いてあげたら 小人たちは、それっきりいなくなってしまうというお話ですね。 小人や妖精と一緒に暮らすには、とにかく服をプレゼントしてはいけないわけです。 ただし、イタズラがひどすぎて困っている場合は、洋服をあげて、ご退出願いましょう。。。

ブラウニーと一緒に住みたい方も、出て行ってもらいたい方も、もう一つ注意点があります。 彼らは、侮辱されたり馬鹿にされるのが大嫌いです。気分を損ねると、「ボギー」と呼ばれる悪い妖精に変わってしまいます。 絶対にハリポタのマルフォイ家のような扱いをしてはいけません!

そうそう、ブラウニーの面白いおまじないがあるので、ご紹介しておきます。 ハチに襲われたとき、「ブラウニー、ブラウニー」と呟くとブラウニーが助けてくれるんだそうです。 でも、近くにブラウニーがいるとは限らないので、ハチにちょっかいを出すのはやめましょう(^^;)





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